住宅ローン審査の通過確率は9割!残り1割の落ちた原因とは?
住宅ローンの審査は金額が大きいですし、それに伴って返済期間も相当長いです。
そのため、審査内容がかなりシビアだという話は耳にしたことがあるでしょう。しかし、落ちる割合自体はそこまで高くありません。
正式に公表されているわけではないので、ハッキリと数値は分かりませんが、大体9割は審査通過し、残りの1割が落ちる…というのが定説です。
人によっては95%は通る、と断言しているので、決して落ちる割合は高くはありません。
- 年収が高い(400万〜500万円以上あれば安心)
- 正社員や公務員
- 勤続年数3年以上(長いほど有利)
- 他社借入はまったく無い(あっても小額)
- 過去に金融事故(延滞や債務整理)を起こしたことが無い
- 健康
- 希望融資額が年収の4〜5倍程度
- 用意できる自己資金が多い(物件の20%以上が目安)
- 年収が低い(金融機関によるがボーダーは200万〜300万円)
- 契約社員、派遣社員、自営業など不安定な職種
- 勤続年数が短い
- 他社借入がある
- 金融事故経験がある
- 持病があるなど健康とは言いがたい
- 希望融資額が年収の6倍以上
- 自己資金が無い、あるいは少ない
これらの特徴を見比べてみて、落ちやすい人の特徴が多く当てはまる場合は審査落ちする可能性が出てきます。
まったく当てはまらず、通りやすい人の特徴がたくさんあれば、比較的安心して審査が受けられるのではないでしょうか。
事前の相談・シミュレーションで大体分かる?
住宅ローンを提供している金融機関のほとんどは無料相談を設けています。そのため、ほぼ全員が何かしら担当者に相談し、仮審査を受ける前に一緒にシミュレーションしています。
この時点で「審査をパスできそう!」「この条件だと希望融資額を相当絞らないと厳しい…」といった風に大まかな予想を教えてくれることが多いです。
もしも相談しているときに「今のあなたでは厳しい」といわれて、それでもなお審査を受ける人はそう多くはないでしょう。これも住宅ローン審査の落ちる割合が少ないことに貢献していると考えられます。
最近ではネット申込みに対応している住宅ローンも増えているため、なかなか相談する機会が作れず、いきなり審査を受ける人も増えていますが、やはり一度は相談することをオススメします。
もしも審査に落ちてしまったら、半年間はその履歴が個人信用情報に残ってしまうため、他の銀行などの金融機関で審査を受けても「この人は他のところで審査落ちしているからやめておこう」「何か問題があって落ちたんだろう」と判断されてしまう可能性が高いです。
まずは相談、そして返済計画・シミュレーションを立てた上で、いけそうなら仮審査(事前審査)を受けるようにしましょう。
ほとんどは他社借入状況や年収・勤務先が主な審査落ちの原因となっているので、まずはこれらを最優先に見直しするのが良いと思います。