銀行のローン審査が厳しいのは金額が大きいから仕方が無い!

住宅ローンを提供している金融機関はいくつかありますが、やはり審査内容がひときわ厳しいのは銀行となってきます。

 

住宅ローンの契約は、住宅の売買契約が成立してから申し込みをし、後は本審査をクリアしてローン契約・融資の実行…という流れになっています。

 

しかし、住宅の売買契約はすでに済んでいるにもかかわらず、住宅ローンの審査が通らなかったために、結局着手金だけ支払って契約破棄に…というケースも決して少なくはありません。

 

例えば、住宅販売のチラシや広告で「キャンセル物件」などの記載がある場合は、大体住宅ローンが通らなかったため、泣く泣く手放した物件だと考えて良いでしょう。

 

そうならないための対策としては「事前審査(仮審査)」を受けるのがもっとも有効です。これは、まだ住宅の売買契約が成立していなくても、その物件を購入することを前提に審査を受ける、というものです。

 

無事に事前審査を通過できれば高確率で本審査も受かるので検討するべきだといえます。どうして銀行の審査が厳しいのか、というのはハッキリとした理由は分かりませんが、昔からそういった風潮が続いています。

 

しかし、最近だとネットから申し込める銀行の住宅ローンが増えてきていて、そちらは割と通りやすいのではないか、とも言われています。もちろん、どこで住宅ローンを組むにしても、万全の備えがあってこそです。それでは審査条件をチェックしてみましょう。

 

信用情報と他社借入状況

クレジットカードやカードローンの契約を結ぶと、個人信用情報機関に信用情報が記録されます。住宅ローンの審査では必ずこの信用情報をチェックするので、万が一延滞や債務整理を行った履歴があればその時点で審査落ちする可能性が高いです。

 

また同時に、他社借入状況もチェックできます。基本的に借金がある状態だと銀行の住宅ローンの審査をパスするのは厳しいといわざるを得ません。まずは完済してから申し込むのが正解です。

 

勤務先と勤続年数

返済能力にかかわる部分です。公務員など安定した収入が期待できる勤務先ほど有利。フリーターや契約社員の場合だと、この時点で審査落ちする可能性が高いです。

 

個人事業主も3期分(3年分)の収入証明を提出しなくてはならないので(金融機関によって異なりますが)安定した業績が出せていないなら厳しいものとなるでしょう。

 

年収負担率

年収に負担率を掛け合わせることで計算されます。金融機関によって負担率の設定が異なりますが、大体25〜35%に設定されていることが多いです。

 

例えば、年収500万円で負担率が35%に設定されているなら、毎月14.5万円まで借入できることになります。この条件だと、30年返済プランなら5220万円まで融資が受けられる計算です。実際にはもう少し小さい金額になります(確実に返済できると判断された金額まで)。

 

この年収負担率を考えると、年収が多い人ほど有利で、少ない人ほど厳しい…ということに。

 

銀行の厳しい審査をパスするために必要なこと

 

以上の条件を把握しただけでは、銀行の住宅ローンの審査が厳しいことに変わりはありません。ということで、次は実践したいポイントを確認してみましょう。

 

頭金を用意する

 

最近の住宅ローンは頭金が無くても契約できるところが増えていますが、はやりあった方が有利です。頭金は物件の20%くらい用意できれば十分だといわれています。

 

例えば、2000万円の物件なら400万円は自分で用意しておきたいところ。頭金が多いほど、銀行としては貸し倒れのリスクが小さくなるので審査に通りやすくなります。

 

借入期間は短めに

 

住宅ローンの審査では「完済時年齢」が重要視されています。つまり、住宅ローンを払い終える年齢が何歳になるのか、ということです。

 

当然、働き盛りのうちに完済してもらったほうが銀行としては貸し倒れのリスクが少ないので歓迎されます。ですので、多少月々の返済額が大きくなったとしても審査に通るか不安な人は借入期間を短めに申込みしてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

 

銀行だけでなく、住宅ローンの審査は厳しいものです。金額が金額なので当然ですよね。審査項目をきちんと確認し、それぞれにしっかりと対応できればチャンスが広がるはずです。まずはしっかりと担当者と相談して、返済シミュレーションを立てることをオススメします。

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