住宅ローンを依頼するタイミングや、検討したいサービスなど必見
新築、中古住宅問わず、マイホームを購入する場合は住宅ローンを利用するのが一般的です。むしろ一括で購入する人の方が稀ではないでしょうか。
住宅ローンの利用を検討してはいるものの、どのタイミングで審査を受けるのが良いのか、今ひとつ分かりづらい、という人も多く見受けられます。
そこでここでは、住宅ローン審査に関する4つのアドバイスを用意しました。
事前審査を1週間〜2週間前に申し込む
欲しい物件を見つけてから銀行に足を運び、住宅ローンを選び始める方がたくさんいます。そして、それが自然な流れたと思っている人も相当多いです。実は、住宅ローンを利用するにあたって「事前審査」が受けられます。
この事前審査というのは、ある程度詳しい審査を行って、本当に融資しても大丈夫なのか、希望する金額に見合った不動産なのか、といったことを見極めていきます。いわゆる仮審査と呼ばれているものです。事前審査を無事にパスすることができれば、本審査へと移行していきます。
この事前審査では必ず本人の属性に関する調査が含まれてきます。例えば、年収はどれくらいなのか、勤務先はどこか、勤続年数は何年くらいなのかといった返済能力に関すること、そして他社借入件数、借入金額なども併せてチェックされています。
事前審査にかかる時間は各金融機関によって異なりますが、だいたい1週間〜2週間くらいで結果が出るところが多いようです。ですので、気になる物件が見付かった、欲しいと思える物件が決まった、というタイミングで事前審査を受けるのも良いのですが、探している最中にとりあえず事前審査だけ受けておく、という方法もある、ということをアドバイスしておきます。
もしも気に入った物件が見付かったのに、事前審査に2週間くらい掛かってしまったために他の人に買われてしまった…ということになったら後悔してしまいますよね。そうならないためにも、物件探しを始めたあたりから事前審査の申込みを検討し始めるのがベターでしょう。
住宅ローン特約を確認しよう
住宅ローンを利用するにあたってぜひ覚えておいて欲しいアドバイスとして「住宅ローン特約」が挙げられます。
これは、万が一何らかの理由で住宅ローンが受けられなくなったときに、それまでの契約を白紙に戻せる、というものです。例えば、すでに手付金を支払っているにもかかわらず住宅ローンが適用されない、という場合は手付金がきっちり戻ってきます。
ちなみにこの住宅ローン特約というのは、利用者側からすると非常にメリットが大きい、というよりはメリットしかないのですが、売り手側からするとあまりメリットはありません。むしろ手付金を逃す可能性が高いということで、住宅ローン特約を使うなら、仮契約を受付ない、という売り主もいるくらいです。
ですので、多少手間にはなってしまいますが、住宅ローン特約を利用する場合は売り主に事前の確認を取っておくのが無難です。メリットは大きいので考慮してみても良いはずです。
住宅ローンの申込みは嘘偽りなく
当然のことではあるのですが、住宅ローンの申込みをする際には嘘偽りのないように注意しましょう。中には「審査に有利になるのでは?」と思って年収をわざと高くして申込みする人もいます。また、他社借入があるにもかかわらず、無し、と記載するのは完全にアウトです。
そうそうばれることはない、とタカをくくっていても、案外ばれてしまうものです。嘘の申告がある、と分かった時点で審査落ちすることになるのでメリットはほぼありません。
もしも収入だったり、勤務先などが問題で住宅ローンの審査に通らない、というのであれば、コツコツとお金を貯めて一括支払いを検討するか、あるいは住宅ローン以外の他の何かを検討したほうが良いかもしれません。
どの住宅ローンに申し込むか
迷っている人は相当多いと思います。各金融機関によって金利が大きく変わってくることも珍しくありませんよね。
ネットが普及している現在、各金融機関の金利などは簡単に調べることができます。ですので、じっくりと慎重に見極めていくようにしましょう。
また、金利タイプも実に様々なものがありますが、変動金利か固定金利のどちらかを選ぶことになると思います。2015年現在では過去最低水準の住宅ローン金利になっているので、契約するなら今がチャンスだと言えるでしょう。
変動金利は初期の金利がかなり低く抑えられていますが、市場の変動によって金利が跳ね上がることもあります。逆に固定金利は若干金利が高く設定されているものの、決められた期間は一定の金利になるのでリスクは小さいです。
最近だとネットから申し込める住宅ローンも次々と登場しているので、これらを考慮してみるのも良いかもしれません。また、普段から取引のある銀行があるなら、そちらの住宅ローンも検討したいところです。
審査が甘くなる、とは言い切れませんが、何かと都合が良くなることもあります。例えば給料の振込口座を持っていたり、過去にマイカーローンの申込み履歴があったり、といった実績があるとより良いです。
まとめ
以上をまとめると次のようなアドバイスにまとめられます。
- マイホーム購入を検討している段階で事前審査を受けておくとスムーズ
- 住宅ローン特約によって無駄な出費が減らせる可能性がある
- 申込み内容に嘘偽りが絶対にないように注意する
- 住宅ローン選びは金利タイプなどを考慮して
もちろんこれら以外にもいくつかチェックしたいことはありますが、まずはこれらから確認してみてはいかがでしょうか。